2022-06-30

2022-06-29

髪結と十三日

 髪結を詠んだ川柳のなかに、十三日に関するものが何句かあります。

十三日は、十二月の十三日のことで、この日は正月にむけて煤払いなど大掃除をする日とされています。

2022-06-27

髪結は楽じゃない

 江戸の髪結床は、1回ごとに結い賃をもらう都度払いだけではなく、ご近所のお得意さんはツケ払いもあったようです。

2022-06-26

髪結仕事 点描

 髪結、髪結床を詠んだ川柳は数多あります。髪結の仕事ぶりや、仕事を通して髪結と客とのやりとりを描いた川柳もあります。

髪結の遣いからし

 江戸時代、貧しい家の娘は食い扶持を減らすために奉公に出されました。

2022-06-24

慶事・弔事は稼ぎ時

 髪結は昨日めでたい日に休み (明六義4)

髪結・女髪結 共稼ぎ

 〇文七とお六は髪の共稼ぎ (五四3)

髪結床は情報通

 髪結床には町内の男衆を中心に近隣から客がやってきます。客同士の噂話を髪結の親方は聞くともなしに聞いているでしょうし、客と髪結とが噂話に興じることもあり、髪結床には身近な情報が集まります。

髪結床の風景

 髪結を詠んだ川柳のなかにはなかなか情緒のあるものもあります。

2022-06-19

髪結の寄合い

 理美容師さんは新しい技術や流行のヘアスタイルの情報収集、技術習得に熱心です。理美容師さんの仕事に対する熱心さは、髪結仕事が興った江戸の時代から変わりません。

2022-06-17

髪結の仕事ぶり

 髪結の仕事は、元結を切り、解いた髪を梳いて汚れをとり、月代、髭を剃り、髪に鬢付け油を塗布し髻を締め髷を結い整えます。

2022-06-15

仕上げる前に髪結は

 元結を締めて髷を整えれば髪結の仕事は終わりますが、その前に客に仕上がり具合を確認してもらうのは今もむかしも変わりません。技術者が自己満足で仕上げては、お客様の不興をかうことになります。

2022-06-14

荒っぽい髪結の仕事

 客商売の髪結は親切丁寧が基本のはずですが、なかには荒っぽい髪結もいたようで、、

2022-06-11

髪結床の毛受け

 切った髪や剃った毛は毛受けに収めます。廻り髪結の鬢盥には毛受け盆がセットされていて、客が毛受けを持って毛を受けます。髪結床では地紙で受けたようです。毛受けに決まりはなく、要は毛が散らなければ何を使ってもかまわなかったのが髪結床でした。

2022-06-10

髪結が客を床に招く

客待ちで順番待ちをしている客を床に招くにも髪結床によって流儀があったのかもしれません。

2022-06-09

髪結が敬遠したい客

令和のいまも理美容師さんにとって苦手な客はいると思いますが、江戸の髪結にとっても敬遠したい客はいました。

2022-06-08

暇な髪結

 流行の髷を結い、剃り上手で客あしらいに長けた髪結床は客で賑わいますが、すべての髪結床がに賑わっているわけではありません。なかには客が来るのを待っている髪結もいます。

女髪結川柳

 江戸での女髪結のはじまりは、諸説ありますが、寛政2年に上方歌舞伎の女形・山下金作(2代目)付きの床山が深川の遊女に結ったことから、興ったとされています。

2022-06-07

廻り髪結は上総出が多い

 江戸の髪結は、一町一株による内床のほかに、橋詰広小路など繁華な場所に仮設の床をはって髪を結う出床、得意先を尋ね歩く廻り髪結の三つがありました。

2022-06-06

しくじる髪結

 髪結床の客がさまざまなら、髪結もさまざまです。いまのように資格が必要ではない時代、同じ髪結の親方でも玉石混交だったようで、仕事にしくじる髪結を詠んだ川柳があります。

髪が乱れた髪結は、紺屋の白袴

 「紺屋の白袴」の髪結版川柳があります。意味は、自分の髪をかまっていられないほど髪結仕事が忙しい。繁盛している髪結を詠んだものです。

2022-06-05

髪結床に関わるお話

 髪結床に関わる川柳話です。

髪結床のさまざまな客

 髪結床には、これから岡場所に出かけようとする客や暇つぶしの客、そして集会所として寄り集まってくる客など、さまざまな客がやってきます。ここでは、それ以外の川柳に詠まれた客を紹介します。

2022-06-03

髪結床の大暖簾

 髪結床というと大暖簾と障子で、その存在をアピールしました。障子をあけて入ると土間に板の間があり、そこで髪結の仕事をします。

髪結床は町内の会所

 髪結床に集う客は、女好きな客ばかりではありません。

お金の隠し場所に丸髷

 江戸城の無血開城は、明治維新史のなかでも有名なできごとです。彰義隊などの反乱はあったものの大きな混乱はなく、新時代を迎えることができた、維新史の偉業の一つとして語られることが多い。