社会は刻々、変わり、価値観は時代を常に反映し、人々の生活様式は変わる。時代とともに変わりゆく髪風俗、髪文化に関する様々なお話です。
明治18年(1885)に婦人束髪会を設立した渡邊鼎さんは、「渡邊」と表記されていますが、正しくは「渡部」らしい。「渡部」と書いてワタナベと読ませます。
江戸後期に版行された『嬉遊笑覧』(喜多村信節、文政13年/1830年)には、髪結についての記述があります。