社会は刻々、変わり、価値観は時代を常に反映し、人々の生活様式は変わる。時代とともに変わりゆく髪風俗、髪文化に関する様々なお話です。
「梁職貢図」という中国の絵画資料に、6世紀前半ごろの倭の国からの使節が描かれています。残念ながら頭を布で巻いているので髪型は不明ですが、古墳時代後期の倭人の風俗の一端を知ることができます。
値段交渉の末、「おまへはほんとう。こっちは嘘よ」(原文のまま)と言い残して去っていった櫛吉に代わって、鬢五郎の髪結床にやってきたのは、股引姿の男でした。