社会は刻々、変わり、価値観は時代を常に反映し、人々の生活様式は変わる。時代とともに変わりゆく髪風俗、髪文化に関する様々なお話です。
「薙髪」は「ちはつ」といいます。『広辞苑』に掲載されている言葉ですが、令和のいま使う人は一部の僧侶ぐらいで、一般の人はまず使いません。
丁髷(ちょんまげ)の「ちょん」は、いうまでもなく「ゝ」(ちょん)の字形によるものです。髷を二つ折りにした形状がこの字に似ているからです。