髪・体毛・髪結・理容・美容などにまつわる、さまざまなお話です。
金紙七髷結(きんがみはねもとゆい)より
『好色一代女』のこの章では髪がテーマになっています。
御梳(おかんあげ)として、さる屋敷に奉公に上がった一代女ですが、奉公先の夫人は髪の毛が少なく、このことを言外するなと誓約させられ、さらには豊かなの髪の一代女を嫉んで無理をいってきます。
「薙髪」は「ちはつ」といいます。『広辞苑』に掲載されている言葉ですが、令和のいま使う人は一部の僧侶ぐらいで、一般の人はまず使いません。