社会は刻々、変わり、価値観は時代を常に反映し、人々の生活様式は変わる。時代とともに変わりゆく髪風俗、髪文化に関する様々なお話です。
パーマネント小史 1
戦前のパーマネントは電髪と呼ぶことが多い。ホウ砂を加熱して永続性のあるウエーブやカールを形成する技術をパーマネントと称していましたが、戦時下の昭和15年に敵性語であるとして、パーマネントに代わり登場したのが電髪です。
江戸後期に版行された『嬉遊笑覧』(喜多村信節、文政13年/1830年)には、髪結についての記述があります。