社会は刻々、変わり、価値観は時代を常に反映し、人々の生活様式は変わる。時代とともに変わりゆく髪風俗、髪文化に関する様々なお話です。
「梁職貢図」という中国の絵画資料に、6世紀前半ごろの倭の国からの使節が描かれています。残念ながら頭を布で巻いているので髪型は不明ですが、古墳時代後期の倭人の風俗の一端を知ることができます。
江戸後期に版行された『嬉遊笑覧』(喜多村信節、文政13年/1830年)には、髪結についての記述があります。