社会は刻々、変わり、価値観は時代を常に反映し、人々の生活様式は変わる。時代とともに変わりゆく髪風俗、髪文化に関する様々なお話です。
弥生時代から古墳時代にかけての歴史は史料が多くありません。文献資料は『古事記』と『日本書紀』、中国の『魏志』、『宋書』に倭人について記述があるくらいです。
江戸後期に版行された『嬉遊笑覧』(喜多村信節、文政13年/1830年)には、髪結についての記述があります。