社会は刻々、変わり、価値観は時代を常に反映し、人々の生活様式は変わる。時代とともに変わりゆく髪風俗、髪文化に関する様々なお話です。
『大日本理髪師名鑑』が発行された大正2年のころ、理髪師の大半は男性でした。女性理髪師はいないわけではありませんが、大変珍しい存在で、女理髪師とか女床と呼ばれ、地方新聞の記事に載るくらいでした。
理髪師は衛生兵に選抜されることが多い、という元衛生兵の理髪師さんの話を紹介しましたが、今回は戦場では徴兵前の前職が役立つことがあるという話です。