「紺屋の白袴」の髪結版川柳があります。意味は、自分の髪をかまっていられないほど髪結仕事が忙しい。繁盛している髪結を詠んだものです。
〇大童の姿となり髪結床 (一四九46)
大忙しの大童と童髪をかけた川柳です。童髪はザンバラ髪です。仕事が忙しくて自分の髪はザンバラ髪のままです。
〇灯台もと暗し髪結乱鬢 (天六龍3)
紺屋の白袴と同じ。
〇ぼうぼうとした髪結は上手なり (明二礼3)
ぼうぼうとは、ボサボサ。忙しくて手入れをしていない髪結は仕事が上手な証拠。
〇髪結の結ってばか行く気の毒さ (明六五五会)
客の髪を結うのに忙しくて、本人は髪ぼさぼさなのを気の毒がった川柳。
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