東京市内の理髪の名店 明治18年

 『明治事物起源』に掲載されている「東京市内斬髪店細見」で明治18年当時の東京市内の理髪の名店をしることができます。

明治14年 散髪・結髪は半々

 明治14年ごろの散髪（洋髪）と結髪（丁髷）の比率は半々でした。

燈籠鬢 一世を風靡した？

 燈籠鬢は宝暦（1751-1764）の頃から行われるようになり、寛政（1789-1801）ころまで流行ったとされています。

警保局衛生部衛生課

 厚生省が創設されたのは昭和13年（1938）です。内務省の衛生局を中心に組織されました。

明治事物番付精華

 いまのランキングに近いのが番付といえます。

断髪令

 通称「断髪令」といわれる太政官布告は明治4年8月9日に発布されました。「散髪、制服、略服、礼服ノ外、脱刀モ自今勝手タルベシ」という内容で、「散髪脱刀令」ともいわれています。

理容館

 『明治事物起源』（石井研堂・著）には、遠藤ハツ（初代・遠藤波津子）さんの「理容館」が「美顔術のはじめ」として紹介されています。