社会は刻々、変わり、価値観は時代を常に反映し、人々の生活様式は変わる。時代とともに変わりゆく髪風俗、髪文化に関する様々なお話です。
◇古代は、結い上げ、角髪、垂髪、蓬髪
古代の日本人男子の髪型については、弥生時代後期ごろの倭国を記述した『魏志倭人伝』に倭の男子の髪について書かれています。
江戸のガイド本には、よく髪結賃は24文から32文と書いてあります。間違いではありませんが、正しくもありません。
『魏志倭人伝』に弥生時代後期ころの倭人の髪風俗について記述された個所があります。
今日、2021年8月15日は終戦記念日。毎年この日の前後に、NHKはじめ民放各局は第二次世界大戦をテーマにした放送を流しています。
理美容の仕事の事始めについては、業のなりたちからして、特定することはできないし、意味もありません。
戦時中の日本を舞台にしたドラマやドキュメンタリー映像を見ると、国民は生活を切り詰め、国のためにさまざまな奉仕活動を行い、貧しい生活が当たり前にように描かれています。
理髪師は衛生兵に選抜されることが多い、という元衛生兵の理髪師さんの話を紹介しましたが、今回は戦場では徴兵前の前職が役立つことがあるという話です。