2025-10-26

「婆娑羅」にみる時代の転換──華美と反骨の南北朝文化

 「婆娑羅大名」として有名なのは、室町幕府の樹立に貢献した佐々木道誉(ささき どうよ)と土岐頼遠(とき よりとお)です。

2025-10-17

「月代の質入れ」とは? 江戸末期に見られた庶民の知恵

 三田村鳶魚の『江戸ッ子』には、江戸末期の一枚摺り『そこが江戸』に記載された「月代の質入れ」という言葉が紹介されています。

2025-09-27

江戸時代から続く「おまけ商法」 仙女香と寒紅

 近ごろ、マクドナルドのキャラクターカードがおまけにつく「ハッピーセット」の人気が話題になりましたが、日本では以前からおまけ商法が存在してきました。

2025-09-17

江戸の粋を結んだ「文七元結」

 21世紀の現在、元結を使うのは大相撲の力士くらいですが、丁髷が定番だった江戸時代には、ほとんどの男性がさまざまな元結で髷を結っていました。

2025-09-15

髪は「神」に通ず――古事記に見る髪と櫛の霊力

 むかしから「髪」は「神」に通ずるといわれています。いにしえの人々は、髪の毛に霊力を感じ取っていたのでしょう。

2025-09-13

耳かき付き簪の起源をめぐる考証

 簪(かんざし)の歴史は古く、縄文時代にまでさかのぼります。当初はおしゃれのためではなく、魔除け的な目的で細い棒を頭に挿していたといわれています。

2025-09-12

歌舞伎『髪結新三』の元ネタ事件と髪結の描かれ方

 古典に登場する髪結といえば、式亭三馬の『浮世床』に登場する鬢五郎と、通称『髪結新三』(正式題名『梅雨小袖昔八丈』/河竹黙阿弥)の髪結新三がよく知られています。

幕府が禁じた女髪結は、庶民の豊かさが生んだ職業

 江戸時代に徳川幕府が行った改革には、享保・寛政・天保の三つがあり、一般に「三大改革」と呼ばれています。