2025-04-08

営業か否か、それが問題──理美容と法律の線引き

 前回ご紹介した、理容師法、興行場法、旅館業法、公衆浴場法、クリーニング業法、美容師法の6つの法律。これらはまとめて「営業六法」または「生衛六法」と呼ばれていますが、実は「営業六法」が元々の呼び名で、「生衛六法」は比較的新しい表現です。

2025-04-06

「営業六法」 日本の生活文化を支える法体系

 「六法」と聞いて思い浮かぶのは、憲法や民法など日本の主要な六つの法令でしょう。

しかし、分野ごとに主要な法律をまとめて「〇〇六法」と呼ぶこともあります。

2025-03-31

役に立たなかった野鍛冶の作ったナイフ

 理髪師は衛生兵に選抜されることが多い、という元衛生兵の理髪師さんの話を紹介しましたが、今回は戦場では徴兵前の前職が役立つことがあるという話です。

2025-03-10

衛生兵に選抜された理髪師

 平成7年は昭和100年になります。終戦後80年、戦争をテーマにした話題が多い。

2025-03-05

「オッカムの剃刀」

 「オッカムの剃刀」という格言を最近、目にすることがあります。「剃刀」が入っていますが、理容やシェービングとは関係ありません。

2025-03-01

『昭和御大礼衛生記録』(昭和4年)の理髪業

 昭和4年3月30日発行の『昭和御大礼衛生記録』という内務省衛生局の報告書があります。

2025-02-21

厚生省(現・厚生労働省)は戦争の落とし子

 令和7年(2025年)は昭和100年、戦後から80年になります。戦争にまつわるテーマが取り上げられることが増えていますが、理美容業を所管している厚生省(現・厚生労働省)も戦争の落とし子といえます。

「腕より愛嬌」江戸の髪結文化|『浮世床』鬢五郎ばなし

 『浮世床』には、髪結の仕事について鬢五郎が語る場面があります。 弟子の留吉が外出している際、客人との会話で留吉の話題が出たあと、「髪結も辛い職だのう」と話を振られた鬢五郎が、その大変さを語りはじめます。