2025-09-27

江戸時代から続く「おまけ商法」 仙女香と寒紅

 近ごろ、マクドナルドのキャラクターカードがおまけにつく「ハッピーセット」の人気が話題になりましたが、日本では以前からおまけ商法が存在してきました。

2025-09-17

江戸の粋を結んだ「文七元結」

 21世紀の現在、元結を使うのは大相撲の力士くらいですが、丁髷が定番だった江戸時代には、ほとんどの男性がさまざまな元結で髷を結っていました。

2025-09-15

髪は「神」に通ず――古事記に見る髪と櫛の霊力

 むかしから「髪」は「神」に通ずるといわれています。いにしえの人々は、髪の毛に霊力を感じ取っていたのでしょう。

2025-09-13

耳かき付き簪の起源をめぐる考証

 簪(かんざし)の歴史は古く、縄文時代にまでさかのぼります。当初はおしゃれのためではなく、魔除け的な目的で細い棒を頭に挿していたといわれています。

2025-09-12

歌舞伎『髪結新三』の元ネタ事件と髪結の描かれ方

 古典に登場する髪結といえば、式亭三馬の『浮世床』に登場する鬢五郎と、通称『髪結新三』(正式題名『梅雨小袖昔八丈』/河竹黙阿弥)の髪結新三がよく知られています。

2025-08-29

「げつしき」とは?江戸時代の月代道具とその語源の考察

 げつしきは月代(さかやき)にするための道具で、木製の大型毛抜きです。頭部の髪を挟んで抜き去るもので、非常に痛いだけでなく血が流れることもあったと、16世紀に来日したルイス・フロイスが記録しています。

2025-08-27

銀の毛抜き|枕草子と好色五人女に登場する高級美容道具

 毛抜きは古来より使われてきた美容道具の一つです。不要な毛を抜き、容姿を整えるための道具ですが、ときにはトゲ抜きとしても用いられました。

「月代の質入れ」とは? 江戸末期に見られた庶民の知恵

 三田村鳶魚の『江戸ッ子』には、江戸末期の一枚摺り『そこが江戸』に記載された「月代の質入れ」という言葉が紹介されています。