「不適切にもほどがある」理美容バージョン
ホットペッパービューティーアカデミー(リクルート)が「サロ友」(サロとも)をキーワードとして提唱したのは、令和元年の2019年のことと記憶しています。
「顧客同士のつながり」を生み出し、「サロンのファン」を作ることで固定客化をはかる、という狙いから提唱されたワードだと思います。
鉄道ファン、自転車ファン、ゴルフ好き、飲み友達、婚活イベントなどなど、いろいろと具体的な「サロ友」が紹介されています。
昭和の時代にも「サロ友」がありました。
釣り好き、ゴルフ好き、阪神タイガースファン、カラオケ好きなどが集まる理美容室がありました。
釣り好きが集まる理容室は理容室主催の釣り大会を、同様にゴルフ好きが集まる理容室はゴルフ大会を開催していました。
バイク好きが集まる理容室があり、その名も「1010会」と称してツーリングを楽しんでいました。「1010会」、10と10で転倒と洒落こんでいたのですが、実際にツーリング先で事故を起こして解散。
カラオケ美容室は本格的なカラオケセットを置いて、客はマイクを握り熱唱しながらパーマをかけていました。騒音に近い状態でしたが、店内は盛り上がっていました。
クルーザーを所有している理容室オーナーもいて、夏になると得意客を招待して、近海をクルージングしていました。
阪神タイガースファンが集まる理容室は「巨人ファンお断り、国鉄、大洋、広島ファンは大歓迎」の張り紙が貼っていました。阪神に負け越している国鉄、大洋、広島は阪神のお客様だそうです。腕のいい店主なので、巨人ファンの客は阪神ファンのふりをして通ったそうです。(店主が巨人の応援席にいる客を目撃した、といってました)。
まだまだありますが、このへんで。。
昭和の時代の「サロ友」は店主の道楽の延長でしたが、令和の「サロ友」はビジネスです。
*「不適切にもほどがある」(写真)
2024年1月26日から3月29日までTBS系「金曜ドラマ」枠で放送。クールな令和の時代と、ルーズな昭和の時代をコミカルに対比した人気テレビドラマ。
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