2020-12-19

理容師のチャーリー

 チャップリンの『独裁者』(原題・The Great Dictator)は、理容師のチャーリーが某国の独裁者に間違われたストーリーで、ファシズムをコミカルに批判した映画です。


チャールズ・チャップリンが監督・製作・脚本・主演し、1940年に公開された映画です。


映画では、「ハンガリー舞曲 第5番」の軽快な音楽にのせてチャーリーが客の顔剃りをする場面が登場します。当時の顔剃りの仕事ぶりが、コミカルにディフォルメされて描かれています。


木砥でレーザーの刃を整え、コードバン(馬の尾の部分の皮)の皮砥で仕上げてから、客に当たってます。いまは、あまり見かけませんが、1960代ごろまでは日本の理容店でもよく見かけた光景でした。


その部分だけをカットした動画(

Barber Shop Scene (Brahms’ Hungarian Dance No. 5)

)がyoutubeで公開されてます。


(2m15s)

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